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久しぶりに素晴らしい「映画」に出会ったという感じ。みなさま、是非みにいって下さい。 というわけで、これから見る人は、以下は読まないでください。 イギリスの田舎の高級官僚の家に育った、セシーリア(キーラ・ナイトレイ)と、家政婦の息子でセシーリアと同い年で主人の援助で一緒にケンブリッジに行った、ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)のせつない恋物語。 筋はどこかで見てもらうとして、映画としてまず「音」にきがつく。 はじめっから、タイプライターの音、決して心地よくない。 次に、部屋にいるハチか虫の音。 この二つは、つまり、セシーリアの13才の多感な妹、ブライオニー…罪を犯す…のいらだちを表してるのだと思う。 それは、たぶん、ロビーへのはかない恋心、潔癖な感情、思い通りにいかない自分の才能、あまりに子供扱いされる(実際こどもすぎるのだけれど)こと。 そして、長男の帰宅の夜、事件は起こる。 両親の不仲から引き取られている、いとこのローラと双子の弟たち。 そこへ、長男がセシーリアの結婚相手としてつれてきたチョコレート会社の社長。 この男が、ローラに手を出したのは最初からわかったし、ローラがブライオニーと比べても想像の世界に飛べない程の現実家だった、当然おこる、事件。 その犯人を思いこみから、ロビーと決めつけ、いや、そうしてやりたかっったのだろう、ロビーは使用人の身分もあり、刑務所へ。 セシーリアは、同じ大学でも無視し続けた。でも、優秀なロビーがこの休みの後、医学学校へ6年行くという現実に納得できなかっただけ。ふたりの行き違いをあやまろうと、ロビーは手紙を書くが、セシーリアを愛していたので、妄想からエッチな文章を書き、タイプをあきらめ手紙で謝罪文を書く、間違ってエッチな方を封筒に入れ、自分で渡すのがはずかしいとブライオニーに渡したあと、すぐに間違いに気づく。 でも、ブライオニーは封を勝手に破き、中身をみてからセシーリアに渡す、セシーリアは大人だからその意味も理解し、正装して現れたロビーと図書室で愛を確かめ合う(やっと…そしてはじめで最期) それを見てしまうブライオニー。幼いが故の大きな間違い。 映像は、2回繰り返される、つまり視点を変える。ブライオニーと真実。 嘘と知りつつ、身分の低いロビーを切り捨た家族を捨てて、セシーリアはナースになる。 刑務所を出るために参戦したロビーはフランスにいる。 フランス語も堪能、「なんで上流のあんたがここにいる」と部下に聞かれる。部隊にはぐれても、海岸線までたどり着く。 ブライオニーも贖罪(つぐない)のためにナースになるが、セシーリアはあってくれない。 私は不思議と、なぜかなぜか、ハッピーエンドを信じて疑わずにずっと美しい映像に魅せられていた。 最後、年を重ねたブライオニーがインタビューに答える。21作目の新作「贖罪」こそが、処女作でもあると。 映画の中で、セシーリアを尋ねると、そこにはロビーがいて、愛の営みがあった。そしてロビーにきつく攻められる。そのとき、「え、ロビーはそんな言い方しないよ」と思ったことは正解。 そこは、ブライオニーの想像。だって、ロビーは引き上げ最後の日に敗血症でフランスの海岸で死んでしまった。セシーリアもそのあと、戦時中の事故で死んでいるのだから。 だから…たった一度の図書室での愛の確認だけが、ふたりに与えられた時間で。 「彼女に会う、そして再開する、愛してる、結婚する」と帰国にむかってがんばったロビーも、「カムバックツーミー」と祈ったセシーリアも結局結ばれることも、時間を共にすることも出来ずにまことに悲しい、悲しすぎるこの現実に最後の最後に気づかされるショック。 たぶん、言ったほんにんでさえ半分は嘘だとわかっていたたった1つの証言で引き裂かれた愛。 「つぐない」 ブライオニーの「つぐない」は、謝ることでもえん罪をはらすことでもなく、 セシーリアとロビーの愛の時間を、本の中で作ってあげることだった。 (もちろんそれはありえなかったことなのだけれど) 認知症におかされ、遺言代わりに書いた最後の作品であり、それが処女作であったという「贖罪(つぐない)」 ほんとに最後まで、悲しさはわからなかった。 セシーリアのキーラ・ナイトレイも美しいが、ロビーの、ジェームズ・マカヴォイも美しい。お話も悲しくて悲しくて美しい。 |
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まだ上映してますよね? |
tapioka 2008/04/28 01:18 |
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